おふとぅんも積もれば山となる

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ようやく田中聖と向き合えた話〜後編〜

ようやく田中聖と向き合えた話〜前編〜 - おふとぅんも積もれば山となる

のつづきです。

まさかこんな事になってからこれを更新することになるとは思わなかった。

けどこれは私の記録なのでちゃんと残しておきたいし、この時感じたことは嘘じゃないのできちんと残しておく。

内容はほとんど5月25日以前に書いたものです。

 

 

後半はINKTのライブに初参戦した話。

 

勢いのままぴあでチケットを購入してから1ヶ月ちょっと。

4月23日決戦の日曜日。静岡Sunashというライブハウスでの公演。

ライブハウス自体学生時代に友達のバンド見に行って以来だからめっちゃ緊張する。

何日も前からめちゃくちゃ緊張して、『あーー今のこーきを見たら私どうなっちゃうんだろう』ってもだもだして、ステージの上のこーきを見て泣いちゃったらどうしようとか歌ってるこーき見てちゃんと受け止められるだろうかとか無駄な心配をして、

駅で待ち合わせしたフォロワーさんと一緒にグッズ買うために少し早めに会場に向かっったんですけど、その不安は静岡駅から歩き出して3分で吹っ飛ばされる事になる。

 

 

静岡の街中で、私は7年ぶりの生こーきに遭遇した。

信号待ちしてたらですね、後ろからスタスタっと現れて斜め前2メートルくらいのとこに普通に立ってて『え?あれ…』と思った瞬間にこーきが振り返って普通に目があった2017年4月。

うっかり3度見くらいしたうち2回も目が合ってしまって『ハッ プライベート(?)だからまじまじ見てはいけない!私は気づいていません!気づいていませんよ!』という私の中の晴子*1が主張をして一生懸命見ていないフリ気づかないフリをしていたんだけど、むしろこーきの方が信号待ちなのに後ろの明らかに会場に向かっている風のヲタの方をチラッチラッ見てきて

もーーーーーーーーーーー相変わらずの構ってちゃんかよ!!!!!!!!!!!もおおおおおおおおおおお可愛い!!!!!!!!!

となりつつも平静を保って(フリをして)いたら同行者さんも気がつき、信号が青に変わった頃には回りの子たちみんな気がついてた。

こーきも多分気づかれてることに気がついてた。

私たちは会場までの道のりをその日ライブをやるバンドのボーカルに導かれるようにして後ろをついて行くという謎体験をしながら歩いた。

森の中を妖精さんに案内してもらうかのごとく…

(ちなみに同行してくださったフォロワーさんもCHAINぶりの生こーきだったそうで二人してめちゃくちゃ緊張していたのにご本人により出鼻を挫かれたのだった。)

 

7年ぶりに生で見たこーき、なんならかつん時代には有り得なかった距離で見たこーきはとにかく細かった。お尻が小さかった。あと音楽聴きながらノリノリで歩いていて音楽プレイヤーのCMかなんかみたいで可愛かった。

7年ぶり。

ずーーーーーーーっとモヤモヤを抱え続けて『どうしよう許せないかも…』とか言ってた人間の最初の感想『可愛い』ですよもうこれ絶対大丈夫だなってこの時点で分かってしまった。

なんだよもーこんなところで会っちゃってドキドキする予定だったのによ〜!!

とか思いながらさらっと壁を壊してもらって(偶然だけど)嬉しかった。

結局ずっと好きだった応援してた子だからやっぱり嫌いになるわけがなかった、根っこが好きなんだから。

まあまだこの時点で歌すら聴いてないんだけども。

 

 

そこからは今までジャニヲタとして生きてきてのバンドとのカルチャーショックというかインディーズバンドとお客との距離ってこんな近いんだ!グッズ販売に普通に出てくるんだ!CD買ったらハイタッチできるんだ!そこらへん歩いてるんだ!みたいな衝撃つづき。

なんかやっぱりステージの上でキラキラしている世界にいた彼をずっと見てたから、そんな身近でいいんですかぁぁああ…って思ったんだけど、

でもだからキラキラしてないわけじゃなくて、むしろ愛されたがりのこーきにはそれくらい近い距離で、ファンに好意を伝えられる距離でいられることがいいのかもしれない、と思った。

 

あと対バンという未知の世界。

他のバンドの演奏も聴くのねふーん、という感じだったのだけど静岡公演INKTと一緒にライブをやった"ROOKiEZ is PUNK'D"というバンドもすごく良かった。

全然好みじゃない毛色のバンドだったらどうしよう〜って偉そうに思ってたのだけど、このバンドの方たちもすごく感じがよくて、楽しそうで、こーきともいい関係性が作れてるのかなっていうのがすごく伝わってきた。

曲も声も好きだったので記念にCDも買わせて頂きました。

(どれを買おうか迷ってたらボーカルの方が来て『Youtubeでも配信してるから良かったら見てね』って言ってくれたのですが(親切)せっかくなので会場限定シングルなるものを買わせてもらったらサインまで書いてくれてすごく気さくな方でした…こーきいい人たちに囲まれていてあたしゃ嬉しいよ…)

 

で、肝心のステージはどうだったかっていうと。

正直こーきが楽しそうだった以外ほとんど覚えていない。

ていうか、楽しかったんですよ!!!!

想像してたよりだいぶ小さい箱で驚きつつも、でもそのサイズだからこその一体感というかみんなジャンプして手あげて、私も分からないなりにノって、声出して、ジャンプして。

楽しかった。

かつんとも、じんくんとも違う楽しさがそこにはあった。

 

そしてずっとずっと楽しそうにしてるこーきがいた。

仲間と一緒に自分達が演奏する音楽だけでぶつかってくるこーき。

マイクの前で飛び跳ねて、新しい仲間と笑って、気持ち良さそうにのびのびと歌うこーきがいた。

私の知ろうともしなかった間にこーきはしっかりと自分の居場所を見つけて新しい人生を作っていた。いい仲間にもたくさん出会えて、いい関係性をきちんと築いていた。

前はそれが寂しくて仕方なかったし、置いてけぼりくらったみたいで拗ねて、勝手に裏切られたみたいに思ってこーきから目をそらしていたけどずーっと楽しそうに笑ってるこーきを見てキレイに全部受け入れられた気がした。

こーきが楽しそうなら安心だな。と思った。

親でもなんでもないくせに巣立ったヒナを見送ったみたいな気持ちになった。

 

ライブ中に『初めてINKTのライブに来た人!』とこーきが聞いた時、私もびっくりしたけど結構な人数が手をあげた。

それまでの会場の盛り上がり方とか見てたらとてもそんな感じはしなかった。

でもそれを見たこーきが笑いながら『今まで何してたの?』と言った。

ほんとに私は一人で勝手にこじらせて何してたんだろうって思った。

もっと早くINKTのこーきに会いに来ていれば、もっと早く自分の目で楽しそうにしてるこの子を見ていれば、もっと早く呪いも解けてもっと早く応援できたのに。

 

 

それくらい、ほんとにほんとにいい顔をしてた。

今が楽しくて仕方ない、歌えて楽しいって全身で楽しんでるって顔をしてた。

だから私はこれからのこーきを何のシコリもなくようやく応援できるようになった、またライブがあったら絶対に行こうって思えた。 

 

こんなタイミングで更新する事になるなんてめちゃくちゃ皮肉だけど、冒頭でも書いたようにそう思った気持ちは嘘じゃないし、せっかく向き合えた気持ちなので残します。

INKTの田中聖を私は待ちたいと思うし、信じてる。

そしてあれから腐らずにちゃんと自分の居場所を作ったこーきには、帰りを待ってる人がたくさんいるんだから、ちゃんとINKTのKOKIとして戻ってこいよー!!!!!

 

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*1:ボク、運命の人です。で木村文乃演じる晴子が大ファンである力士、大寒山にバッタリ出くわした際に必死で気づいてないフリをしていた。